2023年08月29日 機能アップデート
7~8月の機能リリースまとめ:Wordを利用した契約項目の自動反映+補完機能が追加、契約審査タスクの追加
ContractS は、お客様のご要望と理想的な契約管理の仕組み構築のために機能改善を行っています。
今回、7月から8月上旬にかけて4つのアップデートを実施いたしました。
Word機能を利用した契約項目の自動反映
Wordフォーム機能を使いContractS CLMにテンプレートを登録しておくことで、契約書文言を契約項目に自動で反映できるようになりました。
これにより手入力の二度手間と時間が減るため、業務効率化だけではなくヒューマンエラーで起こる入力ミスへのリスク対策が可能になります。あわせて、電子帳簿保存法の要件、「検索性の確保」をより簡単に担保でき法令順守にも対応しやすくなります。
Wordテンプレートで項目を自動補完
Wordテンプレート機能を利用した契約書作成の際に、契約日程や期間が完全に入力されていない場合でも、自動計算で「契約開始日/終了日」、「自動更新」、「契約期間」が契約項目に反映されるようになりました。
入力された項目 | 自動計算され、反映される項目 |
---|---|
開始日、契約期間 | 終了日 |
終了日、契約期間 | 開始日 |
開始日、終了日 | 契約期間 |
自動更新の更新拒絶期間 | 自動更新あり |
契約項目を複数のWordテンプレートに関連付けできるように
同じ契約項目を複数のWordテンプレートに紐づけることができるようになりました。
これまでは、1つの契約項目に対し1つのWordテンプレートへの紐づけとなっておりました。このアップデートにより例えば、契約に合わせて部署横断で契約項目を適用できるようになります。
フォーム入力可能な「契約審査タスク」
レビュー専用のメニュー、「契約審査タスク」機能が追加されました。
「契約審査タスク」機能では、審査に必要な項目をあらかじめ入力フォームとしてセットしておくことでレビューに必要な情報の伝達を一度で行うことができるようになりました。これにより、事業部側の「どのような情報を渡せばよいのかわからない」、法務部側の「必要な情報が一度で集まらない」といった課題が解決します。やり取りの回数が減ることでスムーズかつスピーディーに契約審査を進めることができるようになります。
契約審査機能で申請されたレビュー依頼は、担当者への通知、ホーム画面への表示がされるので処理漏れリスクの小さい運用が可能です。
まとめ
「Wordを利用した契約項目の自動反映+補完機能が追加」、「契約項目の複数テンプレートへの紐づけ」、「契約審査タスク機能」を7月、8月にかけて追加いたしました。
9月には、かねてよりご要望の大きかった機能、GPTを活用した項目自動読み取り機能の本リリースを予定しております。β版での提供を開始しておりますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。
【関連リリース】契約書項目入力の自動読み取り機能『AI-OCR』が新たに提供スタート